
下馬評を覆す!必然じゃない偶然
春先から販売を開始したウールソックス。
伸び悩んでいた理由は――そもそもおすすめしていなかったのだから当然だ。
発売前から自分で履き始めていたが、数回の洗濯と乾燥を経て、驚くほどの縮み幅。まったく異なるデザインの靴下へと変化してしまった。
ウール製品特有の現象として、洗濯時の注意や「乾燥機は使用しないでください」といった案内をしていたが、靴下のためにそんな面倒なことをする人は少ないだろう。
案の定、注意書きを無視して使った結果、新品時よりも30〜40%縮むという変貌。
(それぞれ画像左が新品、画像右が現在の姿)
そんな靴下、胸を張っておすすめできるはずもなく、「取り扱いに注意してください!」なんて言っても売れるわけがない……。
――しかし、今ではこう思う。
縮んでこそ、ウール特有のパフォーマンスが発揮されているのでは?
当初は“ルーズなファッション”として魅せるウールソックスだったが、着用とともに縮絨が進み、素材表面も荒れて滑りも軽減。
結果、アンクル丈のちょうどいいスポーツソックスへと変化する――
そんな2面性が偶然にも完成し、今では胸を張っておすすめできる存在に。「何度か洗って使い込んだあとの“かかと部分”のアップがこちら。毛羽立ち具合からも、使い込むほどに変化する質感が伝わると思います。
最近参加しているイベントでは、ネガティブな特徴を包み隠さず説明すると、なんと逆に購入者が増えてきた。
謳い文句は「日本で一番縮むソックスです」。
ファッションもアウトドアもスポーツも楽しむ層には、この“クセ”がウケる。
ポジティブなことばかり言っていては、本当に売れない!
そう実感させてくれた商品であり、「手のかかる子ほど可愛い」とはこのことだ。
まだまだ在庫はあります。
興味があれば、“日本で一番縮むソックス”、ぜひ試してみてください。
最後に
さすがに真夏の使用は、やっぱり暑い。
縮んだあとの足入れは少し大変でイラッとするが、履いてしまえば快適なフィット感!
クセはあるけど、一度履いてみたら手放せなくなるかもしれません。まずは、あなたの足で“日本一縮むソックス”を体感してみてください。
手のかかる可愛い靴下に興味が湧いた方は、
ぜひお手元に1足いかがですか?
担当 チカ